デジタル大辞泉
「里芋」の意味・読み・例文・類語
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さと‐いも【里芋】
〘名〙 サトイモ科の多年草。熱帯アジア原産で、日本へは古く渡来し、各地で栽培されている。高さ約一メートル。地下に
卵形または楕円形で節の多い球茎がある。葉は長さ三〇~五〇センチメートルの楯形で
長柄をもち四、五枚ずつ根もとからはえる。雌雄同株。夏、葉間から花茎をのばし、黄色で筆状の
仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれた肉穂花をつける。球茎を食用とし、また、葉柄も食べられる。品種が多く、秋から冬にかけての重要な
蔬菜。漢名、芋。いも。はたけいも。たいも。いえついも。つるの
こいも。は
すいも。《季・秋》
▼さといもの花 《季・夏》
※松屋会記‐久政茶会記・天正一七年(1589)八月三〇日「くゎし
さといも、
きんかん、柿」
※俳諧・杉風句集(1785)「里芋の長なり
畠中の庄司とやらん」
[補注]古くイヘツイモなどと呼ばれたが、おそくとも一六世紀末にはサトイモの名が現われた。ともに人の住む地域でとれることからの称であろう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
里芋 (サトイモ)
学名:Colocasia esculenta
植物。サトイモ科の多年草,園芸植物,薬用植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報