アポロニア(その他表記)Apollōniā

デジタル大辞泉 「アポロニア」の意味・読み・例文・類語

アポロニア(Apollōniā)

アルバニア西部にあった古代都市。紀元前7世紀、古代ギリシャの植民都市として建設。古代ローマ時代には学問の町として知られ、後に初代ローマ皇帝となったオクタビアヌスが軍学を学んだ。現在は劇場、宮殿、会議場、街道などの遺跡が残る。
ブルガリア東部の町ソゾポルの、古代ギリシャ時代における名称。
リビア北東部、キレナイカ地方にある古代ギリシャの都市遺跡。現在の海沿いの町スーサにある。紀元前7世紀、キュレネの入植者が港を建設。同地方の産品輸出で栄えた。プトレマイオス朝時代の城壁、ローマ浴場、東ローマ帝国時代の教会などの遺構がみられる。

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改訂新版 世界大百科事典 「アポロニア」の意味・わかりやすい解説

アポロニア
Apollōnia
生没年:?-249

聖女。アレクサンドリア処女で,異教偶像礼拝を拒否したため,歯をやっとこで引き抜かれる拷問を受けた。その後,自ら進んで刑場の火の中に身を投じたという。美術では当世風衣服を着けた若い娘として表現されることが多く,持物は歯をはさんだやっとこ,時として書物。殉教の印であるシュロ小枝をもつこともある。歯科医師歯痛に悩む人の守護聖人。祝日は2月9日。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アポロニア」の意味・わかりやすい解説

アポロニア
Apollōnia

イリュリアのアオオス川右岸,エピダムノス近くの古代ギリシアの都市。前 588年頃コリントとコルキュラによって建設された。イタリアブルンディシウムと北ギリシアの交通上の要地,また穀物輸出地として繁栄。ローマ時代には文学と哲学の中心地となったが,5世紀には衰退した。黒海沿岸にも同名の都市がある。

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