あられ(霰)(読み)あられ

百科事典マイペディア 「あられ(霰)」の意味・わかりやすい解説

あられ(霰)【あられ】

降水一種で,直径2〜5mmの小球。雪あられは雪に少量の過冷却水滴がついたもので,冬に気温が0℃近くのとき,多くは降雪前後に降り,色は白く,柔らかい。氷あられは堅い氷の粒でひょう(雹)の小粒のもの。気温が0℃より高いとき積乱雲から降ってくる。
→関連項目凍雨

あられ(霰)【あられ】

あられ餅(もち)の略。細かく切った餅をよく乾燥させ,炒(い)ったり揚げたりしてふくらませ,醤油などで味付けしたもの。ノリを巻いた品川巻トウガラシをきかせた柿の種など。また飯粒を干して炒った糒(ほしい)あられ,これに砂糖をかけた雛(ひな)あられなどがある。
→関連項目せんべい(煎餅)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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