アントラキノン染料(読み)あんとらきのんせんりょう(英語表記)anthraquinone dyes

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アントラキノン染料」の意味・わかりやすい解説

アントラキノン染料
あんとらきのんせんりょう
anthraquinone dyes

アントラキノン核を有する染料総称塩基性染料酸性染料酸性媒染染料分散染料バット染料反応染料など、アゾ染料とともに染料の重要な部分を占めている。ことに1,4-ジアミノアントラキノン誘導体は小分子で青から緑に発色するので、深色の分散染料として重要である。アントラキノン核がきわめて安定であるので、一般に堅牢(けんろう)で高級な染料である。

[飛田満彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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