いらくら(読み)イラクラ

デジタル大辞泉 「いらくら」の意味・読み・例文・類語

いら‐くら

[副](スル)気がいらだつさま。いらいら。
「苦しいと思う程思い乱れて―した、その女である」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
[類語]いらいらかりかりじりじりやきもきむしゃくしゃむずむずうずうず苛立つじれる苛つく業を煮やす痺れを切らす歯痒いじれったいもどかしい辛気臭い苛立たしいまだるっこいまどろっこい躍起隔靴掻痒荒れる荒らすすさむすさぶ焦慮苛立ち焦燥焦るせく急き込む気が急く逸るテンパる焦心尖る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「いらくら」の意味・読み・例文・類語

いら‐くら

〘副〙 (「と」を伴う場合もある) 気がいらだつさま。あせるさま。いらいら。
※浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三「道下手で気ばかりいらくら、船頭すっぽんは陸(くが)では埒(らち)のあかぬもの」

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