かりかり(読み)カリカリ

デジタル大辞泉の解説

かり‐かり

[副](スル)
堅い物をかみ砕いたり引っかいたりするときの軽い音を表す語。「鍋の汚れをかりかり(と)かき落とす」
水分や脂肪分がなくて堅く、かむと歯切れのいいさま。「ベーコンをかりかりに焼く」
気分がいらだって怒りっぽくなっているさま。「つまらないことにかりかり(と)する」
ガンの鳴く声を表す語。
「来る秋ごとに―となく」〈後撰・秋下〉
[アクセント]134リカリ、2はカリカリ

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大辞林 第三版の解説

かりかり

[1] ( 副 ) スル
堅い物や乾いた物をかみ砕く時に出る音を表す語。 「リスが木の実を-(と)食べる」
興奮したり、腹をたてたりするさま。 「一方的な議論に-する」
ガンの鳴き声を表す語。 「くる秋ごとに-となく/後撰 秋下
[0] ( 形動 )
乾いて適度に堅く、かむと歯切れのよいさま。 「小魚を-に揚げる」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

かり‐かり

〘名〙 網を水中におろし、一方から魚を追いこんで捕える漁法。また、その網。琵琶湖で行なわれたもの。
※俳諧・本朝文選(1706)二・賦類・湖水賦〈李由〉「汐ならぬ海士のいとなみもをかしけれ。大網・巻網・四手・跡懸・手丸・唐網・魞・簗・カリカリ・竹瓶あさり、いさりのあはれもふかかるべし」

かり‐かり

[1] 〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 雁の鳴く声を表わす
※後撰(951‐953頃)秋下・三六二「往還(ゆきかへ)りここもかしこも旅なれやくる秋ごとにかりかりと鳴く〈よみ人しらず〉」
② 堅いものをかみくだく音を表わす語。また、堅くて歯切れのよいさまをも表わす。
※日葡辞書(1603‐04)「Quariquarito(クヮリクヮリト)〈訳〉副詞。氷のような固い物を噛み砕く時の音の形容」
③ いらいらするさま。たかぶるさま。
※犯罪乱流(1966)〈島田一男〉十二月十一日夕刻「ところが芝山は、━━太てエ女(あま)だッ……と頭がカリカリしていた」
[2] 〘形動〙 水分がなくなったり、強く固まったりして、表面が堅いさまを表わす語。
※一九二八・三・一五(1928)〈小林多喜二〉二「カリカリに雪が凍ってゐる道に」

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