デジタル大辞泉
「隔靴掻痒」の意味・読み・例文・類語
かっか‐そうよう〔カククワサウヤウ〕【隔靴×掻×痒】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かっか‐そうようカククヮサウヤウ【隔靴掻痒】
- 〘 名詞 〙 ( はいた靴(くつ)の上から、かゆいところをかくの意から ) 思いどおりにいかなくて、はがゆくじれったいこと。物事が不徹底で、核心にふれないこと。かっか。→靴(くつ)を隔てて痒(かゆ)きを掻(か)く。
- [初出の実例]「或は遺漏ありて看者尚隔靴掻癢の患あらんことを恐れ」(出典:立会略則(1871)〈渋沢栄一〉序)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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隔靴搔痒
思いどおりにいかなくて、はがゆくじれったいこと。物事が不徹底で、核心にふれないこと。
[使用例] しかしたとえ、父が伯父に相談しているのが、母もしくは彼に対する頼みごとであったとしても、伯父には隔靴搔痒の正論で話すより仕方ない問題だった[坂上弘*日々の収拾|1970]
[使用例] 江分利は、その靴で捨てた煙草を踏み消そうとして、思わずキャッと言って飛びあがったことがある。この靴に関して言えば隔靴搔痒という言葉が蒼ざめてしまう[山口瞳*江分利満氏の優雅な生活|1963]
[解説] 「靴を隔てて痒きを搔く(はいた靴の上から、かゆいところをかく)」という意味。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
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