もどかしい(読み)モドカシイ

デジタル大辞泉 「もどかしい」の意味・読み・例文・類語

もどかし・い

[形][文]もどか・し[シク]《動詞「もど(擬)く」の形容詞化
思うようにならずいらいらする。じれったい。はがゆい。「うまく気持ちを伝えられなくて―・い」「靴を履くのも―・く走りだす」
非難すべきである。気に入らない。
「尼君を、―・しと見つる子どもみなうちしほたれけり」〈夕顔
[派生]もどかしがる[動ラ五]もどかしげ[形動]もどかしさ[名]
[類語]かりかりじりじりやきもきむしゃくしゃむずむずうずうず苛立たしいじれったい歯がゆいまだるっこい回りくどい苛立つじれる苛つく業を煮やす痺れを切らす辛気臭いまどろっこい躍起隔靴掻痒いらいら荒れる荒らすすさむすさぶ焦慮苛立ち焦燥焦るせく急き込む気が急く逸るテンパる焦心尖る手ぬるい生ぬるいのろ臭い間怠まだる間怠まだるこしい煮え切らないうやむやあやふや漠然おぼろげ曖昧どっちつかず要領を得ないぬらりくらりぬらくらのらりくらりのらくらぼやかす無節操洞ヶ峠言を左右にする言葉を濁す小心弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり内気怯懦きょうだ怯弱きょうじゃく意気地なし小胆小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断柔いやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く音を上げる悲鳴を上げる気が弱い腰が弱い肝が小さい肝っ玉が小さい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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