焦れる(読み)ジレル

デジタル大辞泉 「焦れる」の意味・読み・例文・類語

じ・れる【焦れる】

[動ラ下一]物事が思うように進行しないために、いらいらと落ち着かない状態になる。「店員が来ないので―・れて店を出る」
[類語]かりかりじりじりやきもきむしゃくしゃむずむずうずうず苛立つ苛つく業を煮やす痺れを切らす歯痒いじれったいもどかしい辛気臭い苛立たしいまだるっこいまどろっこい躍起隔靴掻痒いらいら荒れる荒らすすさむすさぶ焦慮苛立ち焦燥焦るせく急き込む気が急く逸るテンパる焦心尖るまどろっこい手ぬるい生ぬるいのろ臭い間怠まだる間怠まだるこしい煮え切らないうやむやあやふや漠然おぼろげ曖昧どっちつかず要領を得ないぬらりくらりぬらくらのらりくらりのらくらぼやかす無節操洞ヶ峠言を左右にする言葉を濁す小心弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり内気怯懦きょうだ怯弱きょうじゃく意気地なし小胆小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断柔いやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く音を上げる悲鳴を上げる気が弱い腰が弱い肝が小さい肝っ玉が小さい

いら・れる【焦れる/苛れる】

[動ラ下一][文]いら・る[ラ下二]心が落ち着かないで、いらだつ。
「身は弥々いよいよ危く心は益々―・れる」〈風葉・下士官
「心もとなけれど、なほなほとうちつけに―・れむも様あしければ」〈夢浮橋

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精選版 日本国語大辞典 「焦れる」の意味・読み・例文・類語

じ・れる【焦】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 思いどおりにならないでいらいらする。もどかしくていらだつ。
    1. [初出の実例]「尊氏追討の勅定ごかしじれさせて討ち死さすか」(出典:浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)一)
    2. 「なにをお前はじれるのだへ」(出典:人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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