苛苛(読み)イライラ

  • ▽苛▽苛
  • いらいらし・い

デジタル大辞泉の解説

[副](スル)
思いどおりにならなかったり不快なことがあったりして、神経が高ぶるさま。いらだたしいさま。「連絡がとれず、苛苛する」
陽光などが強く照りつけるさま。じりじり。
「―と畳のはしへ射し入っている日影を見つめて」〈三重吉の実〉
とげなどが皮膚に刺さる感じを表す。ちくちく。「のどが苛苛する」
「刺(とげ)に手を触れて見ると、―と指をさす」〈漱石草枕
[名]神経が高ぶって、落ち着きを失っている状態。「苛苛がつのる」
[アクセント]ライラ、はイライラ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

[1] スル
いらとげの意
自分の思うとおりに進まないために、焦って心が落ち着かないさま。いらだたしいさま。 あんまり遅いので-する -のしどおし
光などが刺激するさま。 外は猛烈な光で一面に-し始めた/それから 漱石
皮膚などがちくちくと刺激をうけるさま。 のどが-する 手ニ-トサワル/日葡
[0]
思い通りにならなくてじれた気持ち。 -が直る -がつのる

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘形口〙 いらいらし 〘形シク〙 (「いらいら」が形容詞化したもの) 気がせくさま。もどかしくじれったい。心がいらだち、じりじりしている。また、人の性格が、いらだちやすく、せっかちである。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※十訓抄(1252)七「但いまだ来たらざらん報を、いらいらしくねがひ求めて」
※日葡辞書(1603‐04)「Irairaxij(イライラシイ) ヒト」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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