宇野千代の長編小説。1947年(昭和22)12月より『文体』1、2、4号に、50年からは『中央公論』に発表。57年5月完結、同年6月中央公論社刊。芸妓(げいぎ)おかよに馴染(なじ)み、身上(しんしょう)を潰(つぶ)して女房おはんを離縁、女の庇護(ひご)で細々と小商いを営む気弱な男の懺悔(ざんげ)話。別れて7年目、偶然おはんに出会ってよりを戻し、ふたたびいっしょに暮らそうとするが、8歳の息子が暴風雨の川に溺死(できし)、悲しみのうちにおはんは姿を隠す。岩国地方の方言による語物の形式をとり、古風な女の情愛を描いて世話物浄瑠璃(じょうるり)に似た作品世界をつくりだした。女流文学賞、野間文芸賞受賞。
[田中美代子]
『『おはん』(新潮文庫)』▽『『おはん・風の音』(中公文庫)』
出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報
《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...
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