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おはん オハン

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

おはん

宇野千代の小説「おはん」の主人公。
紺屋の加納屋の息子の女房。夫が芸者のおかよと一緒になったので家をでて,一人息子の悟をそだてる。のち夫とよりをもどし,親子3人で家をもつことになったが,引っ越しの当日大雨がふり,悟が川におちて死ぬ。おはんは置き手紙をのこして姿をけす。昭和22年から「文体」「中央公論」に発表。

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デジタル大辞泉プラスの解説

おはん

1984年公開の日本映画。監督・脚本:市川崑、脚本:日高真也、原作:宇野千代、美術:村木忍。出演:吉永小百合石坂浩二大原麗子、香川三千、ミヤコ蝶々ほか。第39回毎日映画コンクール美術賞受賞。第8回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞(吉永小百合)ほか受賞。

おはん

日本のポピュラー音楽。歌は男性演歌歌手、五木ひろし。1984年発売。同年公開の同名映画の主題歌。作詞:たかたかし、作曲:岡千秋。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

おはん
おはん

宇野千代の長編小説。1947年(昭和22)12月より『文体』1、2、4号に、50年からは『中央公論』に発表。57年5月完結、同年6月中央公論社刊。芸妓(げいぎ)おかよに馴染(なじ)み、身上(しんしょう)を潰(つぶ)して女房おはんを離縁、女の庇護(ひご)で細々と小商いを営む気弱な男の懺悔(ざんげ)話。別れて7年目、偶然おはんに出会ってよりを戻し、ふたたびいっしょに暮らそうとするが、8歳の息子が暴風雨の川に溺死(できし)、悲しみのうちにおはんは姿を隠す。岩国地方の方言による語物の形式をとり、古風な女の情愛を描いて世話物浄瑠璃(じょうるり)に似た作品世界をつくりだした。女流文学賞、野間文芸賞受賞。[田中美代子]
『『おはん』(新潮文庫) ▽『おはん・風の音』(中公文庫)』

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