オハ(読み)おは(英語表記)Оха/Oha

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オハ」の意味・わかりやすい解説

オハ
Okha

ロシア東部,サハリン州の都市。サハリン島北部東岸,オホーツク海にのぞむ港湾都市オハ油田の中心地として,石油,天然ガスの採取が盛んで,石油は西約 30kmにあるモスカリボ港まで鉄道で運ばれ,そこから各地へ積出されるとともに,パイプラインによりタタール海峡海底を経てコムソモーリスクナアムーレまで直送されている。 1970年代後半以降,大陸棚の石油・天然ガス開発計画が日本との共同で進められ,試掘に成功した。ほかに船舶修理,水産加工機械組立て・修理,建設資材などの工業がある。人口約3万。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「オハ」の意味・わかりやすい解説

オハ
おは
Оха/Oha

ロシア連邦、サハリン州の都市。樺太(からふと)島北東端近くに位置する。州の直轄都市で、オハ油田の中心。人口2万6800(2003推計)。石油精製、機械、木材加工、コンクリート食品などの工場があり、石油技術専門学校が置かれている。採掘された原油は、パイプラインによって間宮海峡を越え、ハバロフスク地方のコムソモリスク方面へ輸送される。

渡辺一夫

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