カテナ(その他表記)catena

翻訳|catena

岩石学辞典 「カテナ」の解説

カテナ

地形起伏のある地域では,丘の頂から谷へと種類を異にする土壌が順次現れる.この土壌の順序は等高線を横切り,起伏に伴って繰り返し認められ,その結果類似した土壌がある程度の規則的な間隔をもって繰り返し現れることになる.この現象ミルンはカテナと名付けた[Milne : 1935, 木村ほか : 1973].しかしこの語の使用は混乱したためtoposequenceという語が用いられた[Ollier : 1909].普通にはカテナは異なった条件で同時に発達する土壌が共生している場合に用いられるが,現在では厳密な定義は土壌学者の間でも一致していない.ラテン語catenaは鎖の意味.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カテナ」の意味・わかりやすい解説

カテナ

システム開発運用保守および IT関連商品の販売を行なうコンピュータ総合サービス会社。1968年カテナビジネスサービスとして設立,データ入力サービス業務を開始。コンピュータの急発展に伴って,オペレーター派遣をはじめ,1977年ソフトウェアの開発,1980年事務機器販売と事業を拡大した。1985年社名をカテナに変更。1994年関連 3社を吸収合併して情報総合サービス企業への拡充をはかった。2010年携帯電話向けソフトウェアの開発などを行なうシステムプロに吸収合併され,シスプロカテナ(同年システナに社名変更)となった。

カテナ
catena

特定の土壌地域内で,同様な土壌母材から生成したが起伏または排水条件の違いによって,土壌の特徴が異なっている現象。最もよく用いられるのは,カテナの概念の最初の提唱者 G.ミルンが 1935年北アフリカで行なった地形の変化に対応する土壌型の細分類である。この場合,台地丘陵地傾斜地凹地などと変化する地形 (地表起伏) に対し,影響を受けるのは地表排水や浸透水の動きであり,他の条件すなわち地質母材,気候などに差異がない範囲を対象としている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015 「カテナ」の解説

カテナ

正式社名「カテナ株式会社」。英文社名「CATENA CORPORATION」。卸売業。昭和43年(1968)「株式会社カテナビジネスサービス」設立。同60年(1985)現在の社名に変更。本社は東京都江東区潮見。金融機関向けに実績のあるシステム開発やシステムインテグレーションを行う。パソコン関連商品の販売も。東京証券取引所第2部旧上場。平成22年(2010)システムプロ(現システナ)による吸収合併にともない上場廃止。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

化学辞典 第2版 「カテナ」の解説

カテナ
カテナ
catena

[別用語参照]カテネーション

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android