ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カトナ」の意味・わかりやすい解説
カトナ
Katna; Qatna
カトナ
Katona József
[没]1830.4.16. ケチケメート
ハンガリーの劇作家。大学で法律を学び,弁護士の仕事をしながら,劇作,翻訳,またドイツの小説の戯曲化などの活動を行なった。 1814年には悲劇『イェルサレムの滅亡』 Jeruzsálem pusztulásaが好評を博した。彼は常に支配階級と民衆間の闘争に関心を寄せ,悲劇『バーンク・バーン』 Bánk Bán (1815) はその集大成であるが,生前に上演は認められなかった。
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