カルメラ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルメラ」の意味・わかりやすい解説

カルメラ

室町時代末期ポルトガル人が伝えた南蛮菓子一種ポルトガル語の caramelloから出た言葉だが,日本語では,その姿から「浮名糖」「浮石糖」ともいった。また「軽目焼」ということもある。現在のものは,ざらめ糖に少量の水を加えて煮つめ,先の丸い棒に重曹をつけてすり混ぜたのち,頃合を見計らって棒を回しながら膨張させてつくるが,伝来当時の品は,氷砂糖卵白を使用するなど,いまのものより高価な品であった。

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