ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コムネノス朝」の意味・わかりやすい解説
コムネノス朝
コムネノスちょう
Comneni; the Dynasty of Comnenus
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ビザンティン帝国の王朝(1081~1185)。小アジア、パフラゴニアの大豪族コムネノスKomnenos家出身のイサキオス1世に始まり、アンドロニコス1世に至る6人の皇帝を輩出。ノルマン、セルジューク・トルコ、ペチェネグ、マジャール人の侵攻を防ぎ、アンティオキア公国を帝国領とするなど、一時的ではあったが対外的に国威を高めた。だが国内では、土地を媒体にした、西欧の封建制に酷似したプロノイア制の浸透により封建化が進み、属領統治の屋台骨であるテマ制(軍管区制)が崩壊した。このため中小自由農民層が大土地所有者層に併呑(へいどん)され、国税の収入が下落、軍事力も低下、それにイタリア商業都市の進出で商業が不振となり、国力の弱体化が始まった。
[和田 廣]
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