デジタル大辞泉 「喚く」の意味・読み・例文・類語 わ‐め・く【▽喚く/▽叫く】 [動カ五(四)]《「わ」は擬声語、「めく」は接尾語》大声で叫ぶ。大声をあげて騒ぐ。「酔漢が―・く」「泣こうが―・こうが構わない」[可能]わめける[類語]叫ぶ・怒鳴る・張り上げる・騒ぐ・はしゃぐ・騒ぞめく・喚き散らす・喚き立てる・がなる・がなり立てる・ざわめく・ざわつく・さざめく・さんざめく・ざわざわする・どよめく・がやがや・わいわい・わあわあ・きゃあきゃあ・ぎゃあぎゃあ・ざわざわ お‐め・く〔を‐〕【▽喚く】 [動カ四]《「お」は擬声語、「めく」は接尾語》叫び声を上げる。わめく。「とってふせて―・かせよ」〈平家・二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「喚く」の意味・読み・例文・類語 わ‐め・く【喚】 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「わ」は擬声語、「めく」は接尾語 )① 大声で叫ぶ。大きな声で叫び騒ぐ。おめく。[初出の実例]「噫 ワメク」(出典:文明本節用集(室町中))「苦痛難レ堪、高声にわめき了」(出典:多聞院日記‐文祿四年(1595)四月一七日)② 怒って大声を出す。大声を出して怒る。[初出の実例]「してたのふだ人はさぞわめきやらふなふ。その事、いつものことくはらをおたちやれども」(出典:虎明本狂言・武悪(室町末‐近世初)) お‐め・くを‥【喚・叫】 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「お」は擬声語、「めく」は接尾語 ) 大声をあげて叫ぶ。叫び声をあげる。わめく。[初出の実例]「あやふがりて、猿のやうにかいつきてをめくもをかし」(出典:枕草子(10C終)一四四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例