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デジタル大辞泉の解説

ど[五十音]

」の濁音。歯茎の有声破裂子音[d]と母音[o]とから成る音節。[do

ど[接助]

[接助]活用語の已然形に付く。
逆接の確定条件を表す。…が、しかし。…けれども。
「さばかりおぼしたれ―、限りこそありけれ」〈桐壺
上の事柄を受け、それを条件として予想されることに反する事柄がいつも起こることを表す。…の場合でも、きまって。…ても。
「よき人の物語するは、人あまたあれ―、一人に向きて言ふを、おのづから人も聞くにこそあれ」〈徒然・五六〉
[補説]「ども」と同じ意味・用法をもつが、中古から中世にかけて、漢文訓読文系統では「ども」が多用されているのに対し、仮名日記系統では「ど」が圧倒的に多かった。中世中ごろからは女性も「ども」を多く用い、「ど」は衰えた。現代語では文章語として、「といえど」「と思えど」「待てど暮せど」など慣用的表現に用いられる。

ど[接頭]

[接頭]名詞や形容詞に付く。
まさにそれに相当するものであることを強調する。「真ん中」「ぎつい」
ののしり卑しめる意をより強く表す。「けち」「下手」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

「と」の濁音の仮名。歯茎破裂音の有声子音と後舌の半狭母音とから成る音節。 〔奈良時代までは、上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり、発音上区別があったとされる〕

( 接助 )
活用語の已然形に接続する。
逆接の確定条件を表す。実際に起こった事柄を条件としてあげ、その条件のもとでは、反対の結果が現れることを表す。が。けれども。 「子は京に宮づかへしければ、まうづとしけれ-、しばしばえまうでず/伊勢 84」 「格子をあげたりけれ-、守、心なしとむつかりて、おろしつれば/源氏 帚木
一定の条件を示して、その条件のもとでは、それと背反関係にある事態がいつも起こることを表す。たとえ…たとしても。 「二人行け-行き過ぎかたき秋山をいかにか君がひとり越ゆらむ/万葉集 106」 「いにしへの古体の鏡は…人てふれね-、かくぞあかき/大鏡 後一条」 〔現代語では、「といえど」「と思えど」など、限られた言い方の中でしか用いられない。「暑いといえ-、我慢できないことはない」「言うまいと思え-今日の暑さかな」〕

( 接頭 )
名詞や形容詞に付いて、まさにそれに相当する意であることを強調する。 「 -まんなか」 「 -ぎつい」
名詞・形容詞・形容動詞などに付いて、ののしる気持ちをこめる。 「 -根性」 「 -えらい」 「 -あほう」 〔は近世上方の俗語に由来。現在でも、は関西方面に主として用いられている〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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