はぐらかす(読み)ハグラカス

デジタル大辞泉 「はぐらかす」の意味・読み・例文・類語

はぐら‐か・す

[動サ五(四)]
相手追及を逃れようとして、話の焦点をぼかしたり、ずらしたりして言いまぎらす。「年を聞いても―・して答えない」「話を―・す」
はぐれるようにする。相手に気づかれないように、うまく離れる。「つきまとう弟を―・す」
[可能]はぐらかせる
[類語]騙すごまかす偽るたばかる騙る誑かす欺く化かす一杯食わす騙し込む騙くらかす担ぐ陥れる引っ掛ける出し抜く欺瞞瞞着まんちゃく罠に掛けるぺてんに掛ける背負い投げを食う足をすくう鼻を明かす寝首を掻く裏をかく裏の裏を行く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「はぐらかす」の意味・読み・例文・類語

はぐら‐か・す

〘他サ五(四)〙 (「かす」は接尾語)
① 連れの人などをはぐれるようにする。はぐれさせる。
歌舞伎阿国御前化粧鏡(1809)序幕「ヤイ、此奴等は伊平太さまをはぐらかして、盗み喰ひをしたな」
② 相手の追及を逃れようとして、話題をかえる。話をそらしてごまかす。まともにとりあわないようにする。はぐらす。〔日葡辞書(1603‐04)〕
洒落本・青楼昼之世界錦之裏(1791)「しったかしらねへはとはぐらかす折ふし」

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