コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ばら積貨物船 ばらづみかもつせん bulk carrier; bulker; bulk freighter

2件 の用語解説(ばら積貨物船の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ばら積貨物船
ばらづみかもつせん
bulk carrier; bulker; bulk freighter

貨物船の一種で,穀物,鉱石などを包装なしで,そのまま船倉に積込んで輸送する船の総称。ただ,油だけは油送船 (タンカー) の名で呼ばれる。普通の貨物船では,下層の品物が押しつぶされないように中甲板で仕切るが,ばら積船では,そうした仕切りがなく,ずんぐりした形をしているのが特徴で,それだけに船価も安くできる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ばら積貨物船
ばらづみかもつせん
bulk carrier

包装しないで輸送するばら積貨物専用の貨物船。穀類、石炭、鉱石などは多くばら積みである。第二次世界大戦後、穀類の海上輸送量が大幅に増加したので、そのばら積輸送に最適な船型として開発された。油類もほとんどがばら積みされるので、油タンカーも統計上ばら積貨物船に分類されることもあるが、油タンカーの名で別に扱われることが多い。
 船型は、船尾に船橋および機関室を配置した一層甲板船で、船底の二重底タンクの両側に斜めの斜面がつけてあり、グラブなどによる粒状・粉状貨物の荷役がしやすいためである。また鉱石など比重の大きい貨物を積むと重心が下がりすぎるので、重心を上げることもできるようにトップサイドタンクがある。このタンクの断面が三角形なのは、船体の横揺れによるばら積貨物の移動を防ぐためである。初期のばら積貨物船は1種類の貨物を運ぶ専用船が多かったが、その後、海運市況や荷動きに応じて広い範囲の貨物を運べるように設計される例が増えている。鉱石と原油、あるいは鉱石と原油とその他のばら積貨物を積む兼用船、さらには鋼材・製材などの長尺貨物、ブルドーザーなどの機械類などを積む船も現れて、多目的船とよばれたりするようになった。[森田知治]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ばら積貨物船の関連キーワード貨物船品位散積み包装紙船倉クリップ包装食品包装船体構造ばら積船多目的貨物船

今日のキーワード

平野美宇

卓球選手。2000年4月14日、静岡県生まれ、山梨県育ち。3歳で卓球を開始。07年に小学1年生で全日本選手権大会バンビの部優勝、09年に小学2年生で同大会ジュニアの部初出場を果たし、注目を集めた。13...

続きを読む

コトバンク for iPhone