ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルナウル」の意味・わかりやすい解説
バルナウル
Barnaul
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ロシア連邦中部、アルタイ地方の行政中心都市。オビ川の左岸、支流バルナウルカ川との合流点に位置する。人口58万6200(1999)。鉄道・自動車交通の要地で、オビ川に河港も有する。西シベリアの重要な工業都市の一つで、機械製造(火力発電用ボイラー、ディーゼル機関、金属切削機、圧搾機、ラジオ)、機械修理(車両、汽船)、化学(ゴム・石綿、化学繊維)、混紡・綿業コンビナート、食料品(精肉、乳業、油脂、ビール)、建設資材(鉄筋コンクリート製品、組立家屋用の大型パネル)、皮革・羊毛加工などの工業がある。ウラルの鉱山業者デミードフА.Демидов/A. Demidov(1678―1745)が、1730年代に金属精錬工場(銅、銀)をここに建設してから発達した町で、71年に市となった。1747~1917年の間は、ロシア帝室領地であった「アルタイ管区」の行政中心地となっていた。
[三上正利]
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