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ふぐ中毒 ふぐちゅうどく

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家庭医学館の解説

ふぐちゅうどく【ふぐ中毒】

[どんな病気か]
 フグの卵巣(らんそう)や肝臓(かんぞう)には、テトロドトキシンという毒物が含まれています。種類によっては、皮にも含まれています。
 フグ料理の専門家は、毒を含む部分を注意深く取り除き、十分に水洗いをしますが、しろうとが調理すると、有毒部分が残り、中毒がおこることがあります。
[症状]
 食後、早ければ30分、おそくても4~5時間で症状がおこってきます。
 初め、くちびるや舌端(ぜったん)、指先などがしびれ、ついで手や足の筋肉がまひして動けなくなります。意識ははっきりしているのに話ができなくなり、呼吸筋がまひして、血圧が下がり、昏睡(こんすい)状態におちいって生命にかかわります。致命率は50%で、大部分は、症状が現われてから5時間後に死亡します。8~9時間もちこたえると、回復に向かいます。
[治療]
 食べたフグを吐(は)き出させます。人工呼吸も精力的に行なう必要があります(「食中毒が疑われるときの手当」)。
 医師は、胃洗浄(いせんじょう)や下剤(げざい)の使用で胃腸の中をからにするほか、強心薬(きょうしんやく)、呼吸興奮剤、各種の解毒薬(げどくやく)、肝庇護剤(かんひござい)などを使用します。特効薬はありません。

出典|小学館
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