翻訳|peptone
比較的安価な牛乳カゼイン、獣肉、ダイズタンパクなどを酸や安価なプロテアーゼなどによる部分加水分解産物中、分子量の小さいポリペプチドであるプロテオースよりも低分子で小さく、水によく溶け、熱凝固せず、硫安塩析などの沈殿法で沈殿を生じないものをいう。通常、乾燥した粉末として利用している。比較的小さなペプチドやアミノ酸の混合物である。ビウレット反応で紅紫色に呈色する。以前はタンパク質のペプシンによる分解物を意味した。種々のペプチダーゼによってさらに分解され、アミノ酸となる。微生物を培養するとき、窒素源として用いられる。高温の酸で処理した場合はトリプトファンが破壊されている可能性があるので、原料によってはトリプトファンを補充する必要がある。カゼインペプトンは含硫アミノ酸のシステインやメチオニンが少ないので、これも必要に応じて補充する。
[野村晃司]
タンパク質の分解産物。微生物培養時の窒素源として広く用いられる。タンパク質をタンパク質分解酵素や酸,アルカリなどで加水分解させて得る。さまざまな長さのポリペプチド,オリゴペプチドの混合物である。
執筆者:柳田 充弘
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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