ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホウロクシギ」の意味・わかりやすい解説
ホウロクシギ
Numenius madagascariensis; Far Eastern curlew
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鳥綱シギ目シギ科の鳥。東シベリア、ウスリー地方などで繁殖する。冬は南へ渡り、赤道を越えてオーストラリアまで行くものもある。日本には旅鳥として春と秋に渡来する。全長約60センチメートル、ダイシャクシギとともに日本でみられるシギ類としては最大である。嘴(くちばし)は著しく長くて下に曲がる。体は淡褐色の地に黒褐色の斑紋(はんもん)がある。海岸や河口の広い干潟に群れをつくってすみ、カニを好んで食べる。ダイシャクシギと混群をつくることも多い。群れで飛ぶときには編隊を組み、コーリーと大声で鳴く。
[高野伸二]
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