ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マリ・ルイーズ」の意味・わかりやすい解説
マリ・ルイーズ
Marie-Louise; Maria Luisa
[没]1847.12.17. パルマ
フランス皇帝ナポレオン1世の2番目の皇后。ドイツ名マリア・ルイザ。オーストリア皇帝フランツ2世の長女。ナポレオンのワグラムの戦いにおける勝利の結果,オーストリアの講和条件の一つとしてナポレオンと結婚させられ (1810.4.2.) ,翌年嗣子ローマ王 (のちのナポレオン2世) を産んだ。ナポレオンの退位,流刑後は父のもとに身を寄せ,「百日天下」の間もウィーンのシェーンブルクに滞在。王政復古後パルマ公妃の称号を得,ナポレオンが死ぬとナイペルク伯アダム・アダルベルトと再婚 (22) ,伯の死後さらにオーストリア宮廷の式部官ボンベル伯シャルル・ルネと結婚した (34) 。
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