デジタル大辞泉
「メルシン」の意味・読み・例文・類語
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メルシン
Mersin
トルコ南部,地中海に面する港湾・工業都市。イチェル県の県都。別名イチェルİçel。人口56万8388(2003)。背後にトロス山脈が走り,チュクロバ地方の中心都市アダナの外港的機能をもっている。市の北西3kmの所では,前6千年紀ころからの定住址が発掘されている。近代的なメルシン精油所(1980完成。原油処理能力9万バレル/日)や製粉工場のほか,貿易港として港湾改良工事が進められ,穀物,綿花,クローム鉱などの輸出が行われ活況を呈している。
執筆者:長場 紘
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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メルシン
Mersin
トルコ中央南部の港湾都市で,イチェル県の県都。アダナの西南西 60km,キリキア平野の西端に位置する。 1950年に港湾施設が大きく改造され,アダナ平野,南東アナトリアの農産物,鉱産物の積出港である。ここが港に選ばれたのは沈泥がないことと,内陸部と鉄道,道路による交通が便利であるためで,鉄道支線によってアダナと結ばれ,イスタンブール-バグダード幹線鉄道に接する。また国内最大の石油精製工場があり,中東諸国からの輸入石油の大部分と,イスケンデルンの石油パイプライン終点から沿岸沿いに送られてくるラーマン山油田の石油の一部分を処理している。人口 42万 2357 (1990) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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めるしん
Mersin
トルコの小アジア半島中央南部、地中海に臨む港湾都市。イチェル県の県都。別称イチェル
çel。人口53万7842(2000)。チュクルオバ平原の西端、アダナの西70キロメートルに位置する。チュクルオバ平原産の小麦や綿花、背後のトロス山脈産のクロム鉱を輸出するほか、石油精製、化学肥料、製粉などの近代工業も発達する。キプロス島との間にフェリーが通じ、近郊に海水浴場がある。
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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