デジタル大辞泉 「ラナオ湖」の意味・読み・例文・類語 ラナオ‐こ【ラナオ湖】 《Lake Lanao》フィリピン南部、ミンダナオ島西部にある湖。同国で2番目に大きい。主な町は北岸のマラウィ。アグス川が流出し、イリガン湾に注ぐ。水力発電により、同島の大半の電力を賄う。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラナオ湖」の意味・わかりやすい解説 ラナオ湖らなおこLake Lanao フィリピン南部、ミンダナオ島中西部にある湖。長さ35キロメートル、最大幅25キロメートル、面積339平方キロメートル、フィリピン第二の湖である。ラガン火山の北方台地上にあり、湖面は標高700メートル、最深点は南岸の近くで273メートルに達する。溶岩流などによる堰止(せきとめ)湖の一種で、湖の北端から流れ出たアグス川がイリガン湾に注ぐ。途中に滝があり、水力発電が行われている。湖岸一帯はマラナオ人居住の中心地である。[別技篤彦][参照項目] | マラナオ | ミンダナオ島 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「ラナオ湖」の意味・わかりやすい解説 ラナオ[湖]Lake Lanao フィリピン,ミンダナオ島中西部のラナオ台地にある,同国で2番目に大きい湖。面積347km2,湖面標高700m,最大水深273m。溶岩によるせき止め湖といわれ,付近は気温も冷涼で風光にすぐれる。湖の北端にフィリピン人イスラム教徒の町マラウィ市があるが,そこからアグス川が北流してイリガン湾に注ぐ。わずか29kmの間に標高差700mの玄武岩台地を下るため,急流と滝が連続し,電源開発の宝庫となっている。執筆者:梅原 弘光 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラナオ湖」の意味・わかりやすい解説 ラナオ湖ラナオこLake Lanao フィリピン,ミンダナオ島北部,ラナオ台地にある湖。火山活動によってできた堰止湖で,湖面標高 700m,水深 273m。面積は 350km2で,ミンダナオ島では最大。南東方に連なる火山から多数の小河川が流入。北岸から流出するアグノ川のマリアクリスティナ滝は発電に利用されている。湖岸にはマラウイなどイスラム教徒の町が発達し,漁業も盛ん。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by