わくわく(読み)ワクワク

デジタル大辞泉 「わくわく」の意味・読み・例文・類語

わく‐わく

[副](スル)期待や喜びなどで、心が落ち着かず胸が騒ぐさま。どきどき。「胸をわくわく(と)させて包みを解く」
[補説]古くは、心配で胸が騒ぐさまにも用いた。
[類語]興奮熱狂熱中高揚感奮激発激昂げきこう逆上上気エキサイトフィーバー(―する)高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つぞくぞくするどきどきする浮き浮きするいそいそするのぼせ上がる血迷う血走る

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精選版 日本国語大辞典 「わくわく」の意味・読み・例文・類語

わく‐わく

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 喜び、期待または心配などによって、心が落ち着かないで騒ぐさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「心わくわくせきかくる跋提河にぞ着き給ふ」(出典:浄瑠璃・釈迦如来誕生会(1714)五)
    2. 「あんまりのうれしさに、気がわくわくしてあゆみにくい」(出典:洒落本・契情買虎之巻(1778)五)

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普及版 字通 「わくわく」の読み・字形・画数・意味


16画

[字音] ワク
[字訓] わく

[説文解字]

[字形] 形声
声符は隻(かく)。隻に(わく)の声がある。〔説文五上に「絲を收むる以(ゆゑん)のなり」(段注本)とあり、かせ糸を巻きとる器。国字の枠(わく)は、その音を用いてよむ。

[訓義]
1. かせ糸を巻きとる器。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕) 和久(わく)、、糸を纏ふなり。久太(くだ)〔和名抄 和久(わく)。今、俗に乎多万(をだまき)と呼ぶ

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