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血走る(読み)チバシル

デジタル大辞泉 「血走る」の意味・読み・例文・類語

ち‐ばし・る【血走る】

[動ラ五(四)]
眼球充血する。多く、興奮したり熱中したりしたときなどの目にいう。「怒りで―・った目」「目を―・らせる」
血がほとばしり出たり、にじんだりする。
「縄め―・る弱腕よはがひな指迄おなじ紅鹿子も」〈浄・女護島
[類語]充血鬱血のぼせる興奮激昂逆上激する上気熱狂熱中高揚感奮激発エキサイトフィーバー(―する)高ぶるかっとなるいきり立つはやり立つわくわくするぞくぞくするどきどきするのぼせ上がる血迷う喧嘩早い喧嘩っぱや癇癪かんしゃく癇癖癇性ヒステリック虫気怒り腹立ち憤り怒気瞋恚しんい憤怒ふんど・ふんぬ憤懣ふんまん鬱憤うっぷん義憤痛憤悲憤憤激憤慨ふんがい立腹激怒逆鱗げきりん憤ろしい腹立たしい業腹ちゅうっ腹やけっ腹悲憤慷慨短気気短短慮せっかち性急気早気が短い気忙しい直情径行怒りっぽい切れる瞬間湯沸かし器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「血走る」の意味・読み・例文・類語

ち‐ばし・る【血走】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 血管が浮き出たり、傷あとが赤くひろがったりする。
    1. [初出の実例]「腕骨膝骨腰の骨、つがひつがひは唐(から)紅ちばしって」(出典浄瑠璃烏帽子折(1690頃)一)
  3. 特に、眼球が充血する。多く、興奮したときなどの目の形容として用いる。
    1. [初出の実例]「眼の内は八角の池の氷に紅葉ばの、ちりちり血筋血ばしって」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)職人尽し)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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