デジタル大辞泉
「激発」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
げき‐はつ【激発】
- 〘 名詞 〙
- ① 火薬類などがはげしく爆発すること。
- [初出の実例]「我急に小銃を放ち導火すれば、忽材上の火薬線に移りて、激発閃迸」(出典:漂荒紀事(1848‐50頃)六)
- ② ある事態、現象がはげしい勢いで発生すること。
- [初出の実例]「ふたりの乖離現象の激発を用心ぶかく避けとおそうとした作者の反間苦肉の策がそこから生れてきた」(出典:島崎藤村(1946‐56)〈平野謙〉新生)
- ③ はげしくふるい立つこと。感情が爆発すること。
- [初出の実例]「志も不達してをかしけていたほどに、激発して両人ながら泣なりぞ」(出典:史記抄(1477)一二)
- 「みんな怺へた情が一時に激発した」(出典:土(1910)〈長塚節〉四)
- [その他の文献]〔後漢書‐皇甫規伝〕
- ④ はげしく声を発すること。〔琴操‐巻上〕
- ⑤ 思うようにならないために無謀な行動をすること。やけになること。〔布令字弁(1868‐72)〕
- [初出の実例]「かかる物価沸騰の時勢に及んで割烹店などへまかりこすなんちふ義は所謂激発(ゲキハツ)(〈注〉ヤケニナル)の徒でござる」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
普及版 字通
「激発」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
Sponserd by 