激昂(読み)ゲキコウ

デジタル大辞泉 「激昂」の意味・読み・例文・類語

げき‐こう〔‐カウ〕【激×昂/激高】

[名](スル)感情がひどく高ぶること。ひどく怒ること。げっこう。「―して机を叩く」
[類語]興奮逆上上気激怒憤怒逆鱗にふれる熱狂熱中高揚感奮激発ぷっつん堪え難いたまらない忍び難いやりきれない激発かっか癇癪かんしゃく憤懣ふんまん憤激短気短慮気短きみじか気が短い瞬間湯沸かし器けんか腰ちゃぶ台返しエキサイトフィーバー(―する)高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つわくわくするぞくぞくするどきどきするのぼせ上がる席を蹴る切れる堪忍袋の緒が切れる怒り心頭に発する血迷う血走る

げっ‐こう〔ゲキカウ〕【激×昂/激高】

[名](スル)げきこう(激昂)

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精選版 日本国語大辞典 「激昂」の意味・読み・例文・類語

げき‐こう‥カウ【激昂・激高】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 感情がはげしく高ぶること。いきり立つこと。はげしく怒ること。げっこう。
    1. [初出の実例]「動静誰相伴。行蔵自激昂」(出典:若木集(1377頃)酬吾蔵主遊芭蕉庵韻)
    2. 「人々は激昂したり、憤慨したりして」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉一)
    3. [その他の文献]〔漢書‐王章伝〕
  3. 気温が著しく高まること。
    1. [初出の実例]「百花の一時に競発するは、〈略〉春来温度の激昂に刺戟せられ輙ち発奮するに因る」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉三)

げっ‐こうゲキカウ【激昂・激高】

  1. 〘 名詞 〙げきこう(激昂)

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普及版 字通 「激昂」の読み・字形・画数・意味

【激昂】げきこう(かう)

心たかぶる。唐・李白〔韓州に与ふる書〕今天下、君侯を以て司命人物衡(けんかう)(はかり)と爲す。~而るに君侯、何ぞ階盈尺の地を惜しみ、白をして眉を揚げ氣を吐き、雲に激昂せしめざるや。

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