激昂(読み)ゲキコウ

デジタル大辞泉 「激昂」の意味・読み・例文・類語


げっ‐こう〔ゲキカウ〕【激×昂/激高】

[名](スル)げきこう(激昂)

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精選版 日本国語大辞典 「激昂」の意味・読み・例文・類語

げき‐こう‥カウ【激昂・激高】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 感情がはげしく高ぶること。いきり立つこと。はげしく怒ること。げっこう。
    1. [初出の実例]「動静誰相伴。行蔵自激昂」(出典:若木集(1377頃)酬吾蔵主遊芭蕉庵韻)
    2. 「人々は激昂したり、憤慨したりして」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉一)
    3. [その他の文献]〔漢書‐王章伝〕
  3. 気温が著しく高まること。
    1. [初出の実例]「百花の一時に競発するは、〈略〉春来温度の激昂に刺戟せられ輙ち発奮するに因る」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉三)

げっ‐こうゲキカウ【激昂・激高】

  1. 〘 名詞 〙げきこう(激昂)

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普及版 字通 「激昂」の読み・字形・画数・意味

【激昂】げきこう(かう)

心たかぶる。唐・李白〔韓州に与ふる書〕今天下、君侯を以て司命人物衡(けんかう)(はかり)と爲す。~而るに君侯、何ぞ階盈尺の地を惜しみ、白をして眉を揚げ氣を吐き、雲に激昂せしめざるや。

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