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アオサギ Ardea cinerea; grey heron

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アオサギ
Ardea cinerea; grey heron

ペリカン目サギ科。全長 84~102cm。日本に分布するサギ類中最も大きな体,長く鋭い,長い頸,長い脚をもつ。背面が灰色で,翼上面は青灰色,腹部は灰白色。頸には青黒色の縦斑があり,後頭部には青黒色の長い飾り羽がある。頸をまっすぐ伸ばすツルコウノトリと違い,S字状に曲げてゆったりとはばたいて飛ぶ。海岸,水田,池,沼で,待ち伏せをするかゆっくり近づいて魚,カエルザリガニ,貝などをくわえとる。ユーラシア大陸の温帯から熱帯に広く繁殖分布するほか,イギリス,日本,スリランカアフリカマダガスカル島にも分布しており,集団で樹上に営巣する。日本では全国に生息するが,北海道では繁殖のためにやってくる夏鳥で,九州地方以南では越冬する冬鳥である(→渡り鳥)。そのほかの地域では留鳥である。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

アオサギ

日本で繁殖するサギの中で最大で、体長約1メートル、羽を広げると1・5メートルほどにもなる。北海道から九州まで広く分布。川や池、海岸で、主に小魚やカエルなどを食べる。繁殖期には、高い樹木の上に巣をつくる。

(2012-06-18 朝日新聞 夕刊 1社会)

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百科事典マイペディアの解説

アオサギ

サギ科の鳥。翼長45cmでサギ類中最大。ユーラシア大陸の南半分からアフリカに広く分布し日本では本州と四国では留鳥として一年中見られるが,北海道では夏鳥,九州以南では冬鳥。
→関連項目サギ(鷺)

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世界大百科事典 第2版の解説

アオサギ【grey heron】

コウノトリ目サギ科の鳥(イラスト)。全長約95cm。一見ツルに似た大型の鳥で,事実ツルと見まちがわれることがときどきある。背は青灰色で,頭頸部は白いが,眼の上から後頭にかけて黒色で,後頭の数本の羽毛は長い冠羽となる。風切羽と胸側,腹側は黒い。幼鳥は頭上が青灰色で,後頭の冠羽がない。ユーラシア大陸のほとんど全土,アフリカ,マダガスカルに分布する。日本でも全国に分布し,北海道(夏鳥)と本州,四国(留鳥または漂鳥)で繁殖している。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アオサギ
あおさぎ / 青鷺
grey heron
[学]Ardea cinerea

鳥綱コウノトリ目サギ科の鳥。大形のサギで、ときにはツルと見間違えられることもある。全長約95センチメートル。背は青灰色で、頭頸(とうけい)部と下面の大部分は白く、目の後方と長い冠羽は黒い。風切(かざきり)、胸側、腹側も黒色。ユーラシア大陸の大部分、アフリカ、マダガスカル島に分布する。日本では北海道、本州、四国で繁殖し、北海道では夏鳥、本州以南では留鳥か漂鳥である。湖畔、沼沢地、水田、川岸、干潟などに生息し、浅い水中で魚、カエル、ザリガニその他の動物を捕食する。巣は高木の頂上近くにつくり、集団繁殖する。繁殖期は4~7月。近縁種に北アメリカのオオアオサギA. herodiasやアフリカのオニアオサギA. goliathなどがある。[森岡弘之]

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世界大百科事典内のアオサギの言及

【クサヤモロ】より

…全長40cmに達する。背方は暗青色を帯び,伊豆大島ではアオムロ,和歌山県串本ではアオサギと呼ばれる。神津島でシッカリというが語源不明。…

※「アオサギ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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