アジャンター

  • Ajantā
  • Ajaṇṭā

百科事典マイペディアの解説

インド西部,マハーラーシュトラ州にある丘陵地。崖に掘られた仏教石窟寺院で有名。総数30洞。前1世紀ころから7世紀ころまでに次々と掘られたもので,チャイティヤ祠堂)とビハーラ(僧房)からなる。内部建築,彫刻,壁画,天井画などはインド美術を代表する傑作で,特に第1,2,16,17の諸洞にみられるグプタ朝盛期の壁画は,濃密な色彩で官能的雰囲気をもち,整然たる画面構成ですぐれている。仏教絵画の源流としても貴重な遺跡。1983年,世界文化遺産に登録。
→関連項目シーギリヤバーグ

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世界大百科事典 第2版の解説

インド西部,アウランガーバードの北東約100kmにある仏教石窟で,1819年狩猟に来たイギリス軍人によって偶然に発見された。その豊富な壁画のゆえに,インドで最も有名な遺跡の一つである。ワゴーラー川の浸食によって大きく湾曲する断崖の南壁に未完も含めて大小30の石窟があり,下流の東端から順次番号が付けられている。第9,10,19,26,29の5窟が祠堂(チャイティヤ)窟,残りが僧院(ビハーラ)窟である(図)。

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旺文社世界史事典 三訂版の解説

中西部インドのマハーラシュトラ州にある村落。石窟寺院がある
寺院は,前2〜後8世紀にわたって完成された29の石窟からなる。ここの壁画はグプタ美術の粋を示し,日本の法隆寺壁画と並んで世界的な仏画至宝。1817年にイギリス人によって偶然発見され,有名になった。

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世界大百科事典内のアジャンターの言及

【インド美術】より

…仏教美術では仏像制作に重点がおかれ,マトゥラーとサールナートとの二大工房において,高い精神性をそなえた理想美の典型ともいうべき仏像が成立した。一時停滞していた西インドの石窟造営は5世紀後期から再び盛んになり,壁画や彫刻で華麗に飾られたアジャンターその他の石窟が出現した。またこの時代にヒンドゥー教がインドの全域,全階層に浸透し,その造形活動が始まった。…

※「アジャンター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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