コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アジ化鉛 アジかなまり lead azide

4件 の用語解説(アジ化鉛の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アジ化鉛
アジかなまり
lead azide

爆発性化合物。化学式は Pb(N3)2 。酢酸鉛 (II) 水溶液アジ化ナトリウム水溶液から得られる無色針状または白色結晶。α型 (斜方晶系,比重 4.71) とβ型 (単斜晶系,比重 4.93) との2種があり,β型は不安定で,爆発しやすく,加熱 (約 300℃) または破砕,摩擦などによっても瞬時に爆発する。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

アジ化鉛【アジかなまり】

化学式はPb(N32。アジ化ナトリウムおよび酢酸鉛の希薄水溶液を混ぜ合わせて作られる無色の結晶。きわめてわずかの衝撃,摩擦,熱などによって瞬間的に爆発を起こす。
→関連項目アジド起爆薬

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

アジかなまり【アジ化鉛 lead azide】

化学式Pb(N3)2。酢酸鉛(II)Pb(CH3COO)2とアジ化ナトリウムNaN3水溶液を混合すると,水に難溶性の無色の針状または粉末状の結晶として生成する。結晶には安定なα形(斜方晶系,比重4.71)と不安定なβ形(単斜晶系,比重4.93)の2形がある。熱水にはわずかに溶けるが徐々に分解してアンモニアを発生する。希硝酸,酢酸には溶ける。きわめて爆発性が強く,330℃程度に加熱するか,結晶を破砕したり摩擦するだけで水中でも爆発することがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アジ化鉛
あじかなまり
lead azide

アジ化水素酸の鉛塩。鉛アジドともいう。窒化鉛は誤称。化学式Pb(N3)2 式量291.26。アジ化ナトリウムの希水溶液をかき混ぜながら、これに酢酸鉛()の希水溶液を加えると、針状晶として沈殿する。結晶は水中でも爆発しやすいので、工業的にはアジ化ナトリウム水溶液に約2%のゼラチンかデキストリンを加え、結晶の成長を防いで無定形粒状物として製造する。純粋なものは無色の結晶で、斜方晶系の安定型(α(アルファ)型)と、単斜晶系の不安定型(β(ベータ)型)が知られる(α型の比重4.71、β型の比重4.93)。冷水やエタノール(エチルアルコール)にはほとんど溶けないが、酢酸鉛()の水溶液や希硝酸に溶ける。沸騰水にわずかに溶けるが、アンモニアを発して分解し非爆発性の物質となる。発火点は330℃で、点火またはわずかの衝撃、摩擦によって瞬間的に爆発する。起爆薬として軍事用の雷管、信管に用いられるが、結晶状のものはあまりに鋭敏であるなど欠点もある。酢酸アンモニウム水溶液に溶かし、二クロム酸ナトリウムを加えるか、亜硝酸ナトリウム水溶液中で硝酸を作用させて分解することができる。有毒。皮膚炎をおこす。[守永健一・中原勝儼]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

アジ化鉛の関連キーワード塩基性炭酸鉛酢酸鉛酸化鉛硝酸鉛炭酸鉛PZT砒酸鉛酢酸銅酢酸鉄酢酸鉛紙

今日のキーワード

大統領補佐官

各種政策の立案その他に関し,側近として大統領に助言する役職だが,実質上はブレーン,顧問として多面的な役割を担う。憲法で定められた唯一の行政責任者である合衆国大統領は,強大な権力を持つにもかかわらず,議...

続きを読む

コトバンク for iPhone