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アトラス山脈 アトラスさんみゃくAtlas Mountains

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アトラス山脈
アトラスさんみゃく
Atlas Mountains

北西アフリカ (アラビア語マグレブという) を南西から北東に走る褶曲山脈モロッコ南西端からチュニジア北部まで地中海サハラ砂漠を分け,総延長 2400kmに達する。モロッコのアンティアトラス,大アトラス (オートアトラス) ,中央アトラス,アルジェリアのテルアトラス (アトラステリエン) ,サハラアトラス,チュニジアの脊梁山脈 (ドルサル) に大別され,西から東に低くなる。

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デジタル大辞泉の解説

アトラス‐さんみゃく【アトラス山脈】

アフリカ北西部、モロッコ・アルジェリア・チュニジアにかけてほぼ東西に走る山脈。ギリシャ神話アトラスの郷土とされる。最高峰トゥブカル山で、標高4165メートル

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

アトラスさんみゃく【アトラス山脈】

〔ギリシャ神話の巨人神アトラスにちなむ名〕 アフリカ北西部、モロッコの大西洋岸からチュニジアにかけて東西に走る新期褶曲山脈。長さ2400キロメートル。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アトラス山脈
あとらすさんみゃく
Atlas Mountains

アフリカ大陸北部、モロッコからアルジェリア、チュニジアにかけて、西南西から東北東方向に連なる大褶曲(しゅうきょく)山脈。全長約2000キロメートル、幅は広い所で400キロメートルに達する。山脈の中部から東部にかけては、北側のテル・アトラスAtlas Tellien、南側のサハラ・アトラスAtlas Saharienの2山脈からなる。その構造は、第三紀中新世ごろに、アフリカ大陸の基盤岩を取り込んだ中生代から新生代の堆積(たいせき)岩を南へ押しかぶせて形成された。西部のモロッコ側はテル・アトラス山脈の延長部が続き、オート・アトラス山脈Haut Atlas、アンティ・アトラス山脈Anti Atlasなどの褶曲帯がその南に存在する。
 最高峰はモロッコのオート・アトラス山脈中のトゥブカル山(4165メートル)で、これらの高所は雪を頂き、氷食作用の痕跡(こんせき)もある。
 アトラス山脈の東部、アルジェリア沿岸のテル・アトラス(海岸アトラス)山脈はいくつかの小谷や盆地に分かれ、都市や農村が分布する。テル・アトラス山脈の南は半乾燥地となり、この南のサハラ・アトラス山脈を越えると、ラグアトをはじめとするオアシスを除いてサハラ砂漠である。オート・アトラス山脈西部にはベルベル人、シュルー農民が住み、牧畜と小麦、トウモロコシの畑作が行われている。オート・アトラス山脈東部は西部より乾燥し、サンハディア人の半遊牧民と、アイート・チョクマン人、アイート・ヤフェルマン人が谷底部で農耕と移牧の生活をしている。オート・アトラス山脈北東部は東部から続くジュラ期の石灰岩からなり、ブー・ナクール山(3354メートル)をはじめとする湿潤で冷涼な山地で、おもにサンハディア人の半遊牧民が住む。オート・アトラス山脈南西部はベニ人、ワライン人などがヒツジの移牧や大麦の栽培を行っている。
 古代からヨーロッパ人に知られ、ギリシア神話のアトラスの郷土とされる。ヨーロッパ人で最初にこの山脈を探検したのは1861~1862年ドイツの探検家ゲルハルト・ロルフスG. F. Rohlfs(1831―1896)といわれる。[堀 信行]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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