デジタル大辞泉 「アネロイド気圧計」の意味・読み・例文・類語 アネロイド‐きあつけい【アネロイド気圧計】 《aneroidは非液体の意》気圧計の一。内部を真空にした円板状の金属製容器の表面が、気圧変化によって上下するのを、てこで指針に伝える。高度計としても使用。空盒くうごう気圧計。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「アネロイド気圧計」の意味・読み・例文・類語 アネロイド‐きあつけい【アネロイド気圧計】 〘 名詞 〙 ( アネロイドは[英語] aneroid 「非液体」の意 ) 気圧計の一種。薄い金属でできた真空の箱が気圧の変化に伴って、へこんだりふくらんだりする動きを指針に伝えて気圧を示すようにしたもの。空盒(くうごう)気圧計。アネロイド晴雨計。アネロイドバロメーター。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
百科事典マイペディア 「アネロイド気圧計」の意味・わかりやすい解説 アネロイド気圧計【アネロイドきあつけい】 空盒(くうごう)気圧計とも。ギリシア語のアネロス(液体でない)に由来。内部を真空にした円板状の金属盒の上面が,気圧の増減によって上下するのを,指針の動きにかえて気圧を読む。温度の影響が著しいため精密測定には使えないが,小型で携帯に便利なので広く利用される。高度を目盛れば高度計にもなる。空盒を多く積み重ねて指針の動きを大きくし,時計仕掛けで動く円筒に巻いた紙にペンで自動的に気圧を記録するのが自記アネロイド気圧計である。→水銀気圧計→関連項目気圧計 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アネロイド気圧計」の意味・わかりやすい解説 アネロイド気圧計アネロイドきあつけいaneroid barometer 1843年フランスのルシアン・バイディが考案した測器。アネロイドはギリシア語で液体(水銀)を使っていないという意味。薄い金属製の容器の内部を真空にし,底面を台に固定し,上面はばねで引っ張って外気圧と釣り合わせる。外部の気圧の変化による上面の高さの変化を指針に伝えて読み取る。指示型のものが多いが,記録部と一体型にした自記式のものもある。温度の変化の影響を大きく受け,水銀気圧計に比較して測定の精度はよくないが,簡単で堅牢であるため,船舶や航空機をはじめ一般に用いられる。小型で,携帯,取り扱いおよび測定が簡単である。(→気圧計) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「アネロイド気圧計」の意味・わかりやすい解説 アネロイド気圧計あねろいどきあつけい 液体(水銀)を使用していない気圧計の名称。皿のような、薄い2枚の弾力ある金属板をあわせ、周辺を密封して内部の空気を抜いたもので、外気圧の変化に応じて膨らんだり、へこんだりする。この動きを、てこで拡大して目盛り板の指針で読み取る。[篠原武次][参照項目] | 気圧計 気圧計のおもな種類と構造 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by