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水銀気圧計 すいぎんきあつけいmercury barometer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水銀気圧計
すいぎんきあつけい
mercury barometer

トリチェリの真空を利用して水銀柱の高さから大気圧をはかる装置。精度が高く(誤差 1/100),気圧の絶対値がわかる。上端を閉じた 1本の管を鉛直に立て,下部の水銀だまりを皮袋とし,水銀面の調節をするフォルタン気圧計,水銀だまりの体積を十分大きくしたステーション気圧計,一端を閉じ他端を開いた U字管を用いたサイホン気圧計がある。動揺に対し水銀面を動きにくくした船舶用のマリン気圧計,自記気圧計などもある。(→気圧計水銀

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デジタル大辞泉の解説

すいぎん‐きあつけい【水銀気圧計】

気圧計の一。水銀をガラス管に入れて水銀だまりの中に倒立させ、真空ガラス管中の水銀柱の高さによって気圧を測定する。最も標準的な気圧計。水銀晴雨計

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百科事典マイペディアの解説

水銀気圧計【すいぎんきあつけい】

一端を閉じた管に水銀を満たしてトリチェリの真空をつくり,水銀柱の長さで気圧を測る装置。気象観測によく使われるフォルタン気圧計では,皮製の水銀だめの水銀面を象牙の針に合わせて水銀柱の高さを測る。
→関連項目アネロイド気圧計気圧計水銀柱メートル

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大辞林 第三版の解説

すいぎんきあつけい【水銀気圧計】

気圧計の一。水銀だめに立てた細いガラスの管内を上下する水銀柱の高さで気圧を計るもの。一気圧のとき水銀柱は約76センチメートルの高さを示し、大気圧の変化によって上下する。水銀晴雨計。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水銀気圧計
すいぎんきあつけい

水銀柱の静水圧と大気圧とをつり合わせ、そのときの水銀柱の高さから大気圧を求める圧力計。持ち運びの容易なフォルタン型気圧計が気象観測、実験一般に広く用いられるほか、大型のU字管やサイホンを用いた精密なものが標準気圧計として用いられる。正確な測定を行うには、水銀柱上部の真空度の確保、水銀の温度測定、水銀面位置の正確な検出、水銀柱測定目盛りの校正などが必要である。フォルタン型気圧計の精度は普通0.05水銀柱ミリメートル(約7パスカル)程度であり、精密級の標準水銀気圧計の精度は0.005水銀柱ミリメートル(約0.7パスカル)程度である。[三井清人]

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世界大百科事典内の水銀気圧計の言及

【気圧計】より

…〈気圧〉はわれわれを取り囲んでいる大気がおよぼす自然の圧力で,その場所から大気の上限まで延びている単位面積当りの鉛直な気柱の重量に等しい。よく使われている気圧計は水銀気圧計とアネロイド気圧計である。水銀気圧計は正確なため広く使用されている。…

【トリチェリ】より

…この実験結果は,M.メルセンヌによってフランスにもたらされて,以後,パスカルらの真空実験を活発にするのだが,一般にはアリストテレス流の真空嫌悪説の流布のために認められなかった。水銀気圧計もトリチェリの発明とされる。なお,圧力の単位トルは彼の名にちなむ。…

※「水銀気圧計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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