北アメリカ西部のジュラ紀後期、約1億5600万年~1億4600万年前の地層から産出した草食恐竜。分類学上は竜盤目竜脚形類(亜目)竜脚類(下目)ネオサウロポッド類Neosauropoda(新竜脚類)ディプロドクス上科Diplodocoideaディプロドクス科Diplodocidaeに属する。全長22メートル、体重30~35トンと巨大な四肢歩行の竜脚類。長い頸(くび)、短く太い脊柱(せきちゅう)、82個もの尾椎(びつい)からなる長い尾のわりには極端に小さな頭と脳しかもたなかった。頸と胸の骨は空洞部分が多くて軽いけれども圧力や張力に耐える構造で、腰と肩をつなぐ線より下は骨がどっしりと重い。かつては、沿岸の沼沢地や湿地にすみ、好んで水中に入ったという説がとられたが、1960年代以降は、陸上での生活を主としたと考えられている。以前はブロントサウルスBrontosaurusとよばれたこともあったが、それより前にアパトサウルスとして記載されていた属種と同一属であることが判明したので、命名規約の先取権によりアパトサウルスが有効となった。「ブロントサウルス」という名は、アメリカ先住民の伝承にある、雷とともに落ちてきた雷神が蹴(け)殺した動物の骨に由来する属名とも、巨大であったため雷のような地響きをたてて歩いたためともいわれた。
[小畠郁生]
学◆Apatosaurus
竜盤目竜脚形亜目ディプロドクス科に属する大型草食恐竜。後期ジュラ紀の北米大陸に生息。四足歩行で,全長は21〜23mと推定される。頭部は比較的小さく,口の前方にのみ細長い歯を備え,鼻孔は頭骨上部に開口する。四肢は頑強で,前肢は後肢よりやや短く,前肢の第一指と,後肢の内側3本の指に鉤爪がある。アパトサウルス・アヤクス(A. ajax)とアパトサウルス・ロウイサエ(A. louisae)の2種が知られる。以前はブロントサウルス(Brontosaurus)と呼ばれていたが,近年ではそれぞれ異なる有効な属とされる。
執筆者:東 洋一・今井 拓哉
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…雷竜ともいう。分類学上,アパトサウルスApatosaurusの同義語。アメリカのコロラド州やワイオミング州から産する。…
※「アパトサウルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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