アラフラ海(読み)アラフラかい(英語表記)Arafura Sea

  • アラフラ海 Arafura Sea

翻訳|Arafura Sea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オーストラリア,ニューギニア,小スンダ列島との間に広がる海域。東はトレス海峡サンゴ海に,西はティモール海に接し,北は小スンダ列島によってバンダ海を接している。東西約 1300km,幅約 500~600km。浅く平坦な大陸棚が広がるが,小スンダ列島に沿って 1000~2000mの深海が連なる。地質学的見地からいえば,アラフラ海は有望な石油鉱区で,1960年代の末に沖合い石油探査が始った。アラフラ海の南部真珠貝,シロチョウ貝の採取で有名。サーズデー (木曜) 島が中心で,第2次世界大戦前は和歌山県串本を中心に日本人が出漁していた。

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百科事典マイペディアの解説

オーストラリア北部,ニューギニア,小スンダ列島などに囲まれる海域。英語でArafura Sea。東はトレス海峡を通じて珊瑚(さんご)海に,西は小スンダ列島を境にバンダ海,ティモール海に連なる。大部分は水深100m以内の浅い大陸棚上にあり,真珠貝,タカセガイなどを産する。1930年代以降日本人が真珠貝を採取したがオーストラリアとの間で漁業権問題となり,1962年に採取を中止した。
→関連項目インド洋

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世界大百科事典 第2版の解説

オーストラリアとインドネシアとの間にあり,オーストラリア北岸,ニューギニア島南西岸,アルー諸島タニンバル諸島などに囲まれる海域。東西約1300km,南北約600km,面積約65万km2。大陸棚の浅い海域で,トレス海峡とともに航行の障害となる浅瀬が多い。名称は〈自由人〉(アルー諸島人を形容)を意味する古いポルトガル語に由来する。1931年から第2次世界大戦まで日本船が真珠貝を採取した(最盛時3840t。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オーストラリアとインドネシアとの間の海域。オーストラリア北岸(アーネム・ランド)、カーペンタリア湾、トレス海峡、ニューギニア島(西イリアン)南岸、アルー諸島、タニンバル諸島およびチモール海に囲まれ、東西約1300キロメートル、南北約600キロメートル、面積約65万平方キロメートル。大陸棚の浅い海域で、ニューギニア島とオーストラリア大陸とをつなぐ陸地が、後氷期の海進で海となった。水深50~80メートルの部分が多い。浅瀬が多く、トレス海峡とともに海難の原因となっている。名称は、自由人(アル諸島人を形容)を意味する古いポルトガル語に由来する。1931年(昭和6)から、日本船がシロチョウガイ(ボタン用)を採取し、最高時3840トン(1937)を採取したが第二次世界大戦によって中断した。戦後、1953年に再開されたが、大陸棚資源の主権を主張するオーストラリアとの交渉が難航し、紛争となった。採取量も967トン(1953)から減少し、1962年に中止された。

[谷内 達]

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精選版 日本国語大辞典の解説

(アラフラはArafura) オーストラリア北端とニューギニア西部との間の海域。水深が浅く真珠貝の採取で知られる。

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