コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

イオン交換 イオンこうかん ion exchange

翻訳|ion exchange

7件 の用語解説(イオン交換の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イオン交換
イオンこうかん
ion exchange

ある種の物質をイオンを含む電解質の溶液に触れさせておくと,その物質中のイオンが溶液に出て,またそれと当量の同種イオンが溶液中からその物質に取込まれる現象がみられる。この現象をイオン交換といい,この種の物質をイオン交換体という。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

イオン‐こうかん〔‐カウクワン〕【イオン交換】

電解質溶液中に置かれた物質がイオンを放出し、代わりに溶液中のイオンを取り込む現象。この作用を示す物質をイオン交換体といい、イオン交換樹脂ゼオライトがある。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

イオン交換【イオンこうかん】

ある種の物質を電解質溶液と接触させておくと,その物質中のイオンが溶液中のイオンと入れ換わる。この現象をイオン交換といい,このような作用を示す物質をイオン交換体という。
→関連項目硬水フッ(弗)素樹脂

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

イオン交換

 固体相にある高分子のイオン交換体が保持しているイオンと,移動相にあるイオンが交換すること.例えば,イオン交換体のHと水相のNaが交換すると実際は移動相のNaCl溶液がHCl溶液になるというように観察される.

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

イオンこうかん【イオン交換 ion exchange】

イオン交換体と呼ばれる物質と電解質溶液が接触することにより,その物質中に結合していたイオンが溶液中のイオンと交換する現象をいう。水中の特定イオンの分離として着目され,純水の製造,廃液中からの有価イオンの回収,濃縮,糖液精製,アミノ酸抗生物質等の精製,核燃料サイクルにおける分離等に利用されており,化学工学の一つの単位操作となっている。イオン交換は電気的に同種の,かつ等量のイオンの間で生じる現象であり,正電荷をもつイオンすなわち陽イオンを交換する場合を陽イオン交換,逆の場合を陰イオン交換という。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

イオンこうかん【イオン交換】

ある種の不溶性の物質を電解質の水溶液中に浸しておくと、その物質中のイオンが溶液中に出て、溶液中のイオンがその物質中に取り込まれる現象。交換するイオンによって陽イオン交換と陰イオン交換に分けられる。このような働きをする物質をイオン交換体という。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イオン交換
いおんこうかん
ion exchange

ある物質の中に含まれているイオンが、その物質と接触している溶液にそのイオンを放出し、かわって溶液中から別のイオンを取り込む現象。交換反応は平衡反応であり、イオン交換を行う物質の本体(イオン交換体)をRとすると、
  R-M++M+R-M++M+
あるいは
  R+X-+X-R+X-+X-
のような平衡(イオン交換平衡)が成立するといわれている。[岩本振武]

イオン交換体

イオン交換体は一般に多孔性物質であり、天然に存在するものも合成によってつくられるものもある。土壌を構成する成分には、無機性および有機性のイオン交換体があり、植物への栄養補給に重要な役割を果たしている。粘土鉱物や沸石(ふっせき)にはイオン交換機能があり、合成ゼオライトは工業的に利用されている。無機イオン交換体は耐熱性や耐放射線性に優れているが、交換容量に乏しく、合成樹脂にイオン交換機能をもたせたイオン交換樹脂が多用されている。石炭を硫酸処理したものは天然の有機性イオン交換体となるが、あまり用いられてはいない。[岩本振武]

イオン交換装置

分析用、医用、工業用などの純水を製造するために、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂を組み合わせたイオン交換装置が利用される。硬水を軟化する程度のものから、きわめて純度の高い水を得るものまでが実用化され、逆に溶存イオンを回収する目的に使われることもある。イオン交換樹脂は粒状に加工されるのが普通であるが、膜状あるいは液状にして利用されることもある。[岩本振武]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

イオン交換の関連キーワードイオン交換体非電解質電離説イオン電流電解質溶液イオン交換カラムイオン交換水イオン交換ろ(濾)過多価電解質等イオン点

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

イオン交換の関連情報