イワヒゲ(岩鬚)(読み)イワヒゲ(英語表記)Cassiope lycopodioides

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イワヒゲ(岩鬚)」の意味・わかりやすい解説

イワヒゲ(岩鬚)
イワヒゲ
Cassiope lycopodioides

ツツジ科小低木東北アジア亜寒帯高山帯に分布し,岩場などに生える。つる状の茎に緑色鱗片葉が密生していて紐のように見える。夏に,枝の上部の鱗片葉の間から細い花柄を直立させ,その先端淡紅色,鐘形の美花を下向きに咲かせる。花冠は径 5mm,長さ7~8mmで先端は浅く5裂する。果実は上向きにつき,径3~5mmの球形蒴果となる。

イワヒゲ(岩鬚)
イワヒゲ
Myelophycus caespitosus

褐藻類ハバモドキ目コモンブクロ科に属する海藻。藻体は円柱状,太さ 1mm,長さ 15cmで潮間帯中位の岩上に叢生するので,ひげのようにみえる。岩手県以南の太平洋岸,瀬戸内海,九州西・北岸に分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android