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インド系文字 インドけいもじ

世界大百科事典 第2版の解説

インドけいもじ【インド系文字】

インドを中心として,チベット,東南アジア等の同一の系統に属する文字の総称。20世紀に入り,1920年から21年にかけて発掘が行われたハラッパー,22年から始まったモヘンジョ・ダロなどの遺跡から発見された印章陶片に刻まれているインダス文字は未解読のままである。 圧痕,刻銘が一定であり,一つの印章に刻まれている文字は平均6,多くて17文字,書字方向は右から左で,2行にわたるときは逆になる,いわゆる〈牛耕式〉であることなどがわかっているだけである。

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世界大百科事典内のインド系文字の言及

【チベット文字】より

…チベット語ではプイィbod yig(以下ローマ字は原則としてチベット文字によるつづり字のローマ字転写)という。7世紀,中国史料によるところの〈吐蕃〉王国を創始したソンツェン・ガンポ(581‐649)が,伝承によれば大臣トゥンミ・サンボタthon mi sam bhoṭaをインドに派遣し,インド系文字を範とし,当時の中央チベット(ウーツァン(衛蔵)地方)のいずれかの方言の発音に基づいて作らせたといわれる。範となった文字がどこの文字であったのかについて諸説があるが,グプタ文字説が有力である。…

【文字】より

…また,セム系のアラム文字から派生した古代シリア文字は,縦書きのウイグル文字を生み,モンゴル文字,満州文字(満州語)へと発展する。さらに,インドの文字(インド系文字)もまたセム系文字に由来するものであって,ブラーフミー文字は古代フェニキア文字,モアブ文字に最も近い形から変化し,カローシュティー文字はアラム文字に最も近いとされている。インドでブラーフミー文字は南北両系に分かれ,北方系に属するグプタ文字から悉曇(しつたん)文字がつくられ,同じく北方系のナーガリー文字は上部横線の発達を特徴とし,今日サンスクリットのテキストに用いられている文字は,このナーガリーの転化したもので〈デーバナーガリー文字〉と呼んで,南インドに行われる〈ナンディナーガリー文字〉と区別される。…

※「インド系文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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