ウキゴリ(英語表記)Gymnogobius urotaenia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウキゴリ
Gymnogobius urotaenia

スズキ目ハゼ科の淡水魚全長 14cmになる。体はほぼ円筒形であるが,尾柄に向かって体幅が狭くなり,逆に頭部は幅広い形状をもつ。左右の腹鰭は癒合して吸盤となる。体の地色褐色河川の中・下流域および湖沼に生息する。北海道,本州,九州,朝鮮半島サハリンなどに分布する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ウキゴリ【floating goby】

スズキ目ハゼ科ウキゴリ属の魚(イラスト)。体はやや緑色がかった淡黄色で腹部は白く,体側の中央部に不規則な灰褐色斑紋が並んでおり,背中には雲形の斑紋が散在する。近縁のエドハゼと異なり,背中にうろこがある。第1背びれの後方と胸びれの基部には黒色の斑紋が認められる。5月上旬から7月上旬にかけて産卵し,卵は付着卵で3mm×1mmの長円形であり,1000個から2000個ほど産卵する。水生植物の茎の表面や石の底面などに産みつけられ雄が保護する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウキゴリ
うきごり / 浮吾里
floating goby
[学]Chaenogobius annularis

硬骨魚綱スズキ目ハゼ科に属する魚。日本およびシベリア南部、沿海州、樺太(からふと)(サハリン)、中国、朝鮮に分布。日本では北海道から奄美(あまみ)大島に至る各地の河川および湖沼に生息する。河川では下流汽水域から中流域にかけてみられる。斑紋(はんもん)、形態、生態の違いによって汽水、淡水、中流の3型に分けられている。最大体長は汽水、淡水両型で8センチメートル、中流型で13センチメートル。餌(えさ)は魚類を含む小動物である。[道津喜衛]

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