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ウバイド文化 ウバイドぶんか

百科事典マイペディアの解説

ウバイド文化【ウバイドぶんか】

メソポタミアの古代文化。イラク南部のウバイド遺跡にちなむ。ウルク文化に先行し,前4500年―前3500年頃メソポタミアに広範な統一的様式文化が初めて成立する。日干煉瓦を使った基壇を持つ神殿建築や車輪の使用,また一部では印章,銅器が登場し,都市国家形成の萌芽がみられる。
→関連項目スーサテル・サラサート

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世界大百科事典 第2版の解説

ウバイドぶんか【ウバイド文化】

南メソポタミア最古の先史時代文化。炭素14法による年代は前6千年紀から前5千年紀前半。ウルの近くのエル・ウバイドal‐‘Ubaidにおいて,ウル第1王朝時代創建の神殿の南の先史時代集落から,初めて発見された彩文土器を標式とする。ウルの層位的発掘でウバイドI,II,IIIの変化を確認し,さらにウルクの層位と対比して,南メソポタミアにおける最初の文化であることが1931年に認められた。ウバイドIIIは次のウルク期に属する。

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世界大百科事典内のウバイド文化の言及

【ハッジ・ムハンマド】より

…淡黄色の胎土に幾何学文を暗紫色の彩色で厚く広く施したもので,ハラフやアルパチヤの彩文土器との類似が注意されたが,メソポタミア南部における編年上の位置づけが確定したのは,47‐49年のエリドゥにおける発掘の結果である。ウルク期から時代をさかのぼってウバイドII期―ウバイドI期―ハッジ・ムハンマド期―エリドゥ期と呼ばれたが,現在ではこの4期をウバイド期と認識して,ハッジ・ムハンマド期をウバイド2期とするのが一般的である(ウバイド文化)。ただし古い呼称を踏襲し,ハッジ・ムハンマド文化はイラン西部のハジネーKhazineh文化と強い関連をもっているとする考え方もある。…

※「ウバイド文化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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