デジタル大辞泉 「エア」の意味・読み・例文・類語
エア(air)
1 空気。大気。空中。
2 《compressed airの略》圧縮空気。
3 航空。飛行。「
「アドビエア」の略。
[類語]空気・大気・
翻訳|air
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イギリス,スコットランド南西部の港町。人口5万(1981)。エア川(Ayrは〈流れの急な清流〉を意味するゲーリック語arから派生)の南岸に位置する。スコットランドの国民詩人ロバート・バーンズは5km南のアロウェーAllowayの出身で,彼の歌った13世紀の〈古橋Auld Brig〉は今も残っている。クライド川地域にとって代わられるまで中世を通じて西部沿岸の主要港湾であった。1840年,グラスゴーとの間に鉄道開通。そのころまでに,商工業の中心地のひとつとなっていた。海岸保養地であるが,機械製造,製靴業なども立地する。
執筆者:山内 久明
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
イギリス、スコットランド南西部の港湾都市。人口4万8400(2002推計)。グラスゴー南西50キロメートル、クライド湾に臨む海岸保養地。港から石炭を積み出し、化学、製材、造船、羊毛工業が行われる。スコットランドの詩人ロバート・バーンズの生地で、彼の作品『シャンタのタム』で有名な居酒屋は博物館として修復されている。スコッチウイスキーの「カティー・サーク」は船の名だが、その語源はこの物語に登場する魔女の着た短いシャツを意味するゲール語に由来する。北7キロメートルにプレストウィック国際空港がある。
[米田 巌]
バビロニア神話の水神。もとはシュメールの神であったが、のちにセム人の間でも尊崇されるようになり、しばしばエンキと同一視された。エアは知恵をつかさどる神とみなされ、南メソポタミアのエリドゥにあった神殿エ・アブズ(深淵(しんえん)の住まいの意)が崇拝の中心地であった。また天神アヌ、および大地の神エンリルらとともにシュメール、バビロニア宗教において最上位の神とされ、多くの宗教や神話文書に言及されている。人間の創造者であり、また『ギルガメシュ物語』の大洪水説話にみられるように、しばしば人間を救うものであった。
[矢島文夫]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…同時に知恵と呪法の神,創造の神,シュメールの宇宙と社会の諸規則の管理者でもあった。バビロニアのエアEaに当たる。その妻はダムガルヌンナ(ダムキナ)で,アサルルヒ(マルドゥク)はその子,ナンシェはその娘。…
…トロイア人がスカマンドロス川Skamandrosの聖なる力を信仰し,牛や馬を供犠として深みに投じたことや,ガンガー(ガンジス川)が清浄力をもつとされ,古代から現代にいたるまで沐浴する者が後を絶たず,遺骨が投棄されることはよく知られている。水を支配・統御する独立の神(霊)として有名なものにシュメールの水神エンキ(バビロニアではエア),アッカドにおける雨の神としてのアダドまたはハダド,エジプトのナイル川を支配する神のハピHapi,さらに,ギリシアの海洋神ポセイドン,ローマの海神ネプトゥヌス,インドをはじめ日本も含むアジア各地で崇拝されている水神ナーガNāga=竜神などがある。水神のパンテオン(万神殿)における地位と力は民族,社会によって異なるが,ところによっては高い地位と影響力をもつことがある。…
…比較的小規模で,抒情的にまとまった気分をもつ声楽曲の形式。ドイツ語でリートLied,フランス語でメロディmélodie(またはシャンソンchanson),英語でソングsong(またはエアayre∥air)と呼ばれるものが,それに当たる。歌曲は,歌詞のもつ文学的な気分が音楽的表現によって高められて〈うた〉となり,音楽的に完結した独自の小形式が形づくられるところに特色がある。…
※「エア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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