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エタン ethane

翻訳|ethane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エタン
ethane

化学式 CH3CH3 。石油分解ガスや湿性天然ガスに含まれる無色無臭の気体。他のメタン系炭化水素と同じように化学試薬に対して安定であるが,引火性,爆発性がある。沸点-89℃。 800℃では脱水素を起しエチレンとなり,1300℃ではさらに脱水素されアセチレンになる。燃料や石油化学におけるエチレンの製造原料である。

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百科事典マイペディアの解説

エタン

化学式はC2H6。メタン系炭化水素の一つ。無色無臭の可燃性気体。融点−183.6℃,沸点−88.6℃。天然ガスや石油分解ガス中に含まれる。高温の熱分解によりエチレン,アセチレンなどになる。
→関連項目石油化学

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栄養・生化学辞典の解説

エタン

 C2H6 (mw30.07).CH3CH3.炭化水素ガスであるが,ビタミンEとセレンの両方が極度に欠乏すると体内で不飽和脂肪酸が酸化されて生じ,呼気中に出現する.この場合,ペンタンも出現する.

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世界大百科事典 第2版の解説

エタン【ethane】

脂肪族鎖式飽和炭化水素(アルカン)の一つ。化学式C2H6。湿性天然ガス,石油分解ガス,改質ガスなどに含まれ,その低温分留によって得られる。振動回転スペクトルの研究から,C-Cの距離は1.57Å,C-Hの距離は1.09Å,∠HCHは112度とされている。無色無臭の気体で,凝固点-183.6℃,沸点-89℃。比重1.04(0℃,760mmHg,空気=1)。20℃で100mlの水に4.72mlのエタンが,また4℃で100mlのエチルアルコールに46mlが溶解する。

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大辞林 第三版の解説

エタン【ethane】

アルカン(メタン系炭化水素)の一。無色・無臭の可燃性気体。化学式 C2H6 石油ガスや天然ガス中に含まれる。燃料のほか、エチレンの製造原料になる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エタン
えたん
ethane

鎖式飽和炭化水素の一つで、無色、無臭の気体。
 天然ガスおよび原油の蒸留によって得られるガス中に存在する。引火性、爆発性があるが化学反応性には乏しい。空気中での爆発限界は3.2~12.5容積%である。700~900℃で熱分解するとエチレンと水素を生成する。さらに高温ではアセチレンを生じる。エチレンの原料として石油化学製品の製造に用いられるほか、クロロエチレンなどのハロゲン化合物の製造や燃料としての用途がある。高濃度では麻酔作用がある。エタンの製造はエチレンやアセチレンを、触媒を用いて接触的水素化を行うか、ハロゲン化エチルを還元するが、純粋なエタンの用途は少ない。[佐藤武雄・廣田 穰]

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