エピソード

精選版 日本国語大辞典「エピソード」の解説

エピソード

〘名〙 (episode)
① ある作品の中にはめこまれた、本筋とはあまり関係はないが、それなりにまとまった話。挿話(そうわ)。〔外来語辞典(1914)〕
② ある事柄について、そのことを具体的に示す、ちょっとした出来事。また、それを伝える話。
※駒のいななき(1916)〈巖谷小波〉一「この江見君を私が初めて紅葉君の所へ連れて行った時に面白い挿話(エピソート)がある」
③ 音楽用語。
(イ) ロンドフーガなどで、楽曲主題と主題の間に挿入される部分。
() ソナタ形式などで、副次的なテーマや一時的な楽想をいう。

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デジタル大辞泉「エピソード」の解説

エピソード(episode)

小説・劇などで本筋の間にはさむ、本筋とは直接関係のない、短くて興味ある話。挿話。
ある人について、あまり知られていない興味ある話。逸話。
ロンド形式の楽曲などで、二つの主部の間に挿入される部分。挿入句

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日本大百科全書(ニッポニカ)「エピソード」の解説

エピソード
えぴそーど
episode

挿話。ギリシア語のエペイセディオンepeisédion(付け加え)が原義。ギリシア悲劇で合唱の間をつなぐ補助的な対話であったが、昨今では小説、劇などで中間に挿(はさ)まれた短い話、テレビ番組の連続ものの1回分、あるいは音楽の短い挿入部分などのことをいう。しかし一般的には、「ちょっといい話」という表現に代表されるように、芸術家や作家などの本質または隠された人間的部分を表す短いアネクドート(逸話)を意味することが多い。

[船戸英夫]

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