精選版 日本国語大辞典 「エメリー」の意味・読み・例文・類語
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翻訳|emery
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金剛砂ともいう.コランダムと磁鉄鉱とがきわめて均一に分散している砂状の鉱物.石英,赤鉄鉱,ダイヤスポアなどをわずかに含み,研磨材として用いられる.ボーキサイトを焼成し,天然品と類似の鉱物組成にした人造エメリーもある.人造コランダムのように鋭利な角をもたないため,研磨の際に深いきずを残さない利点があり,研磨布紙(エメリーペーパー),バフ研磨用に用いられている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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…比重4.0~4.1。コランダム,磁鉄鉱あるいは赤鉄鉱,スピネルなどが複雑に混じり合ったものをエメリーemeryといい,粒状,黒色ないし灰黒色である。コランダムの産状は多様で産地も多いが,(1)ペグマタイトあるいはケイ酸分に乏しい火成岩の構成鉱物として,(2)アルミナに富む堆積岩,ボーキサイトなどの再結晶によって,(3)火成岩,大理石などが交代作用を受けて,(4)蠟石鉱床などの熱水変質帯に産出あるいは生成する。…
…金剛砂は柘榴石の小結晶。エメリーともいう。玉石を切り,研磨するのに用いる。…
※「エメリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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