コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

エンケ彗星 エンケすいせいEncke's Comet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エンケ彗星
エンケすいせい
Encke's Comet

1786年フランスの C.メシエにより発見され,J.エンケが 86,95,1805年および 18年の彗星が同じものであることを 19年に証明した。木星族彗星中最初に発見されたものであり,公転周期は 3.31年で,知られている周期彗星中最も短い。軌道離心率は 0.846で近日点は水星軌道より内側にある。地球に近づいたときでも実視等級8等程度で肉眼では見えない。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

エンケ‐すいせい【エンケ×彗星】

公転周期3.3年の短周期彗星。1786年にフランスの天文学者ピエール=メシャンが発見。以降、1818年まで4度確認され、それぞれ別の彗星だと思われていたが、ドイツの天文学者ヨハン=フランツ=エンケが軌道を計算し、同一の彗星であることがわかった。2017年現在、最も短い周期の彗星として知られる。牡牛座流星群母天体

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

エンケすいせい【エンケ彗星】

彗星の一。周期3.30年。1786年に最初の出現。軌道を計算したエンケにちなむ命名。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エンケ彗星
えんけすいせい

今日知られているもっとも短周期の彗星。周期3.3年。1786年から1818年までに四度現れ、別の彗星としていたものを、ドイツの天文学者エンケ(1791―1865)が研究し軌道を確定した。1997年までに57回の回帰記録があった。重力以外の作用に基づく運動の乱れや、明るさの変遷が詳しく観測されていて、彗星の本質を理解するための重要な位置を占める。また6月の昼間流星群と10~11月のおうし座流星群の母天体である。[斉藤馨児]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

エンケ彗星の関連キーワードJ.O. バックルンド天文学史(年表)ハリー彗星

今日のキーワード

存亡の機

引き続き存在するかここで滅びてしまうかという非常に重大な時。存亡の秋(とき)。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android