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オグバーン オグバーンOgburn, William Fielding

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オグバーン
オグバーン
Ogburn, William Fielding

[生]1886.6.29. ジョージアバトラー
[没]1959.4.27. フロリダタラハッシー
アメリカの社会学者。マーサー大学卒業後,コロンビア大学大学院で F.H.ギディングズに師事。 1911年プリンストン大学講師となり,のちリードカレッジ (1912~17) ,ワシントン大学 (17~18) ,コロンビア大学 (19~27) ,シカゴ大学 (27~51) の各教授をつとめ,社会学を講じた。

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世界大百科事典 第2版の解説

オグバーン【William Fielding Ogburn】

1886‐1959
アメリカの社会学者。マーサー大学を卒業後,コロンビア大学大学院ギディングズF.H.Giddings(1855‐1931)に社会学を学ぶ。リード・カレッジ,ワシントン大学,コロンビア大学の社会学教授を歴任(1912‐26)。1927年シカゴ大学教授となる。29年第19代アメリカ社会学会会長。社会変動の観測と政策的介入の領域で業績をあげており,理論没頭型社会学とも批判専念型社会学とも異なる社会学を普及させた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オグバーン
おぐばーん
William Fielding Ogburn
(1886―1959)

アメリカの社会学者。マーサー大学を卒業し、コロンビア大学でギディングスに就いて学ぶ。1919年にコロンビア大学教授、のち1927年シカゴ大学教授に招かれ、1929年アメリカ社会学会会長に選ばれた。第一次世界大戦中は連邦政府機関に関係し、社会統計調査を実施した。女性解放にも関心をもった。社会学のみならず、経済学、政治学、統計学をも講じ、研究は社会変動、技術、家族問題、都市、選挙、人口問題など多方面にわたっている。『社会変動論』(1922)で提唱した文化遅滞(カルチュラル・ラッグ)理論は有名である。それによると、文化には物質的文化と適応的文化とが区別される。物質的文化は技術や施設や機械などを含んでおり、累積的に進歩する。これに対し非物質的な適応的文化は社会諸制度や価値体系を含んでおり、累積的には進歩しない。発明という技術進歩によって物質的文化は大きな変化率で変わるのに対し、制度や価値体系といった適応的文化は小さな変化率で反応するので、二つの文化の間に変動テンポのずれが生ずる。これが文化遅滞であって、社会変動の急速な社会では重大な不調節を結果する、と彼は強調した。しかし、文化を二つに区分して、その間のずれを指摘する考え方は単純にすぎるし、また適応的文化が逆に物質的文化の変化の速度を抑止するような反面があることを見落としている、といった批判などがある。[塩原 勉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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